愛知の花
愛知県は、昭和37年から60年にわたって花きの産出額全国1位を誇る日本一の花の産地で、「花の王国あいち」とも言われています(2021年時点)。温暖で日照時間の長い気候を活かした施設栽培が盛んです。産出額全国1位の菊、バラをはじめ、カーネーションや洋ランといった各種洋花や鉢物など、ニーズに合わせて多くの品目を生産しています。
菊
愛知県の菊は、全国1位の産出額です(2021年)。輪菊・スプレーマムともに全国シェアの約30%を占めています。人工的に光をあてる電照栽培により開花時期を調整し、年間を通して安定した品質の輪菊を出荷しています。
バラ
愛知県のバラは、全国1位の産出額です(2021年)。定番の赤い品種以外にも黄色やピンク色など様々な品種を栽培しています。農業用のエアコン(ヒートポンプ)や炭酸ガス発生機などを導入し、ハウス内の栽培環境を管理しながら高品質なバラを生産しています。
洋ラン
愛知県の洋ラン生産は全国1位で、全国シェアの約25%を占めています(2021年)。コチョウランをはじめ、シンビジウム、デンドロビウム、カトレアなど多くの種類が栽培されています。
カーネーション
愛知県は、全国2位のカーネーションの産地です(2021年)。毎年5月第2日曜日の母の日に向けて、赤色や白色の一輪咲きを始め、黄色・オレンジ色など様々な花色や、「スプレー」と呼ばれる咲き方など様々な品種のカーネーションを出荷しています。
観葉植物
愛知県では、昭和30年代に本格的な栽培が始まり、現在では、全国の産出額の約30%を占める全国一の産地となっています。以前は業務用の需要がほとんどでしたが、現在は家庭用の需要が中心で、小さい鉢物やミニ観葉植物も増えています。